2011/09/07

老人ホームの種類

グループホーム

老人ホームの種類のひとつと言われているグループホームですが、これはいったいどういったものなのでしょうか。このグループホームの正式名称については、認知症対応型共同生活介護という名になっています。これについては、介護保険法第7条の15項において、次のように定められているのです。

「要介護者であって、認知症の状態であるものについて、その共同生活を営む べき住居において、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の 世話及び機能訓練を行うこと」となっています。この、グループホームというところは、認知症になってしまった高齢者が、1ユニットあたり5人から9人と言った大所帯で共同生活をおくる住居になっています。

これは、そもそもスウェーデンなどの北欧諸国において、小規模で少人数の生活環境を作って生活をさせてみるといったことをしてみると、大規模施設では見ることが出来なかった、認知症になってしまった高齢者の潜在力が引き出されることが分かったのです。

一般的には認知症の患者に対しては、なかなかこれといった治療法もありませんでしたし、対処も難しいものでした。しかし、グループホームのような仕組みの中で生活していくことで、改善が見られるということで、設立は促進されていったということです。

現在では、老人ホームの施設として、それなりの数が診られるものになりましたし、高齢化社会におけるその役割は、今後ますます増えていくことと思われます。

ケアハウス

老人ホームの種類のひとつにケアハウスというものがあります。このケアハウスというのはどういったものなのでしょうか。

ケアハウスというのは、一人ではどう頑張ってみても自炊が出来ないといったレベルの、身体機能が低下してしまっている高齢者であったり、在宅では一人で生活することがなかなか難しく、おまけに家族の援助も困難と言った状態の高齢者が入所することが出来る施設です。この施設については、契約型になっています。

このケアハウスにおいては、基本的には食事や入浴といった、生活支援のためのサービスを受けることが可能になっています。普通に日常生活を送ることそのものが難しい状態にあるような人の場合は、このサービスに申し込んでみるといいかもしれません。

そもそも、お金もかかってくることですし、こういったことはたいていの場合は家族が決めることだったりしますけどね。また、このケアハウスにおいては、介護サービスまでは行っていません。そのあたりは勘違いしないようにしましょう。あくまでも自炊が出来ない程度、となっていますので、完全介護などといったサービスを行っているわけではないということを理解しておきましょう。

介護以外の生活支援のサービス内容については、生活に困らないようなものになっているので、安心は出来るかと思います。介護サービスといったものが必要になってきた場合においては、介護保険の住宅サービスといったものを利用するのが一般的だといわれています。

介護療養型医療施設

介護療養型医療施設というものはどういったものなのでしょうか。この施設についての基本方針は、長い間の療養が必要になってくる要介護者に対して、療養上の管理や介護、医学的な管理による介護や、世話、機能訓練などと言った、その人に対して必要な医療を施すことによって、その人が持ち得る能力に応じた日常生活を送ることが出来るようにするということを目的とした施設になっています。

この介護療養型医療施設というものは、急性疾患における回復期であったり、慢性の疾患を持っている高齢者が利用することが多いです。

この施設については、老人ホームの一種として紹介していますが、高齢者のみならずに、介護療養が必要な人であれば入居が出来るようになっているのが特徴です。と、いっても、基本的には老人ホームですので、高齢者が多いと言うのは事実です。

そして、この介護療養型医療施設というものについては、廃止にする方針が厚生労働省から出ています。これは、介護保険と医療保険の機能分担を明確にしようというものです。確かに、説明的には介護と医療の両方を兼ねた施設になっているので、どちらの保険が適用されるというのはわかりにくいところだと思います。

しかし、こういった施設が廃止になってしまうというのは、実際のところ、患者からしてみれば非常に迷惑な話なのではないかと思います。長期に渡って介護も医療も行ってくれるところはなかなか探してもないと思いますからね。

介護老人保健施設

たくさんある老人ホームの一種として、介護老人保健施設というものがあります。これは一体どういったものなのでしょう。

この介護老人保健施設というのは、介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準の第一条における基本方針では、施設サービス計画に基づき、介護や医学的管理のもとに、介護や機能訓練、その他必要な医療行為や日常生活の世話を行うことによって、入居している人が持っている能力に応じて日常生活ができるようにするということを目的としています。

また、その人が自宅における日常生活が出来るようになるためのものでないといけないとなっています。介護老人保健施設というところは、医療機関と家庭を結ぶような家庭復帰施設としての役割を果たすことを目的とし、リハビリテーションに力を注いでいるのです。

この介護老人保健施設というところは、特別養護老人ホームが、長期入所を目的とした生活施設であるのに対して、家庭復帰を第一の目標とした施設であると言えるでしょう。何らかの原因によって、日常生活が困難になってしまったけど、まだまだ認知症なども出ていない、リハビリを積むことによって復帰が出来る人が入所するような施設であると言えるでしょう。

一般に老人ホームと言いますと、普通は一度入所したら出て来られないといったイメージがありますが、確かにこういった日常生活への復帰を目標とした施設も存在するというのは意外に感じますね。

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームという言葉をニュースなどでもよく聞きますが、これは一体どういうところのことを言うのでしょうか。特別養護老人ホームというのは、要介護1以上の人が利用することができる、長期型の生活施設のことを言います。

どうしても介護が生活をしていく中で必要になってくるような人が入所している施設ですね。ここは、運営や設置を地方公共団体や社会福祉法人が行っているため、公的な性格を持っている施設になります。

また、公費の援助を受けることが出来るというところが大きな特徴になっています。特別養護老人ホームは、入所率が非常に高く、ほぼ満床に近いような状態です。待機期間も長く、2年から3年はあるところがざらにあるという話も聞きます。中には、ずっと待っていて順番が来るのを待っているけど、結局入居することが出来ないで、最終的に亡くなってしまったという人もたくさんいると思われます。

高齢化社会が進むにつれて、ますますこのような状況が増えていくとも考えられています。同時に、この問題は国としても深刻な問題として対策が講じられているところもあるようですね。この特別養護老人ホームの中でも、都道府県知事によって指定を受けた施設は、指定介護老人福祉施設という名前が付きます。それでも、一般的にはこの二つの施設は同一に見られることが多いといいます。

中身そのものは大きく変わらないので、当たり前といったら当たり前ですが。この特別養護老人ホームは、特養という風に省略されて呼ばれることもあります。



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